ドイツでの大学生活1年目が終わった、さてさてこれからどうしましょう。

こんにちは!cokeです。

お久しぶりです。気づいたら、今年の5月よりこのブログに全く手をつけていませんでした。趣味としてボルダリングにがっつりはまったり、色々とリモートで仕事を受けてやっていたり、日本でインターンがしたくなって色々と計画してみたり、大学以外でもスタートアップのイニシアチブに所属できることになったりとある程度忙しく生活はしていました。

それと同時に大学1年目も終了しました。キリも良いので大学1年目を振り返ってみましょう。

1年目終わっての現状

ひとまず私が通ってる大学・そしてコースの説明は下のリンクを読んでもらえばある程度わかります。

高専卒業から6ヶ月!ドイツで大学生になります。

現状を説明するために、まずはドイツの大学卒業要件から軽く紹介していきます。

ドイツの大学(てかヨーロッパの他の大学も比較的そうだと思う)は180LP(LP= LeistungsPunkte = 単位)を取得した時点でBachelorを修了したと見なされて、晴れて学位がもらえます。いちおうプラン通りにやったら卒業できるという期間が6セメスター=3年間なので、単純に180を6で割って1セメスターごとに30単位づつ取っていけば卒業が可能な計算になります。

で、僕の今の状況というと、取得した単位は59単位です。1セメスターにおすすめされているモジュールと3セメで推奨されているモジュールを交換したり、ところどころ入れ替えたりしていますが、受けたモジュール・テストは全てクリアして、一つもテストに落ちることなく単位は取りきりました。理想は最低60単位を最初の1年で取れていることなので、1単位足りない感はありますが、周りにいるドイツ人もこんな感じorもうちょっと少ないって感じなので問題ないかなって思います。

そもそもプラン通りに行くと3年で卒業ですが、3年で卒業する人はそんなに多くありません。もちろん学科や大学によって違いはかなりあるのですが、テータをみても2012年のドイツ全体の3年以内での卒業率は33%と非常に少ないですし、体感としても本当にそんな感じorTUはもっと少ないです。外国人の3年以内の卒業率なんかはもっと低くなるわけで、その中ではなかなか良いペースで来てるんじゃない?と思う部分はあります。

しかし、成績(Noten=1.0が最高, 4.0が合格最低, 5.0は不合格)はそこまでよくありません。1セメ時の初めてのテストなんかは、なぜかとってもテンパって3.7ってゆうひどい成績でパスしていますし、平均すると2.65くらいで全然よくありません。いっつも一緒にいるドイツ人学生は(他と比べると優秀なのは感じますが)1台の成績を取っていることを考えると全くよくありません。最低でも単位は取りつつ、成績を徐々に上げて行くことが重要だと感じています。

これは他の記事に書きたいと思いますが、3セメスター目が結構山場で、ここをスムーズに乗り越えるかどうかで、結構変わってくると思います。

やってけた部分

1年目振り返ってもちろん、「あれ、結構やっていけるじゃん。」って思った部分と「いや、まだまだ実力不足だわ」って思った部分がもちろんあります。

やっていけた部分は

  • 数学など、計算は周りよりも早くそして正確にできる
  • アルゴリズム関連やプログラミング(いやでもネット上にいるやばい人たちに比べたら比べ物にならない、本当に、習ったことできるくらい)
  • プロジェクト単位での授業でデザイン関連を担当できること

こんな感じです。まあドイツの大学といっても言語が違うだけで、やってることのレベルは日本の大学と変わらないので、日本でやれていたことっていうのがある程度そのままドイツでできている感はあります。プログラミングは半端ない奴が周り見渡せば国内外問わずたくさんいるので、心何度も折れかけていますが、なんだかんだドイツ人からも聞かれることも多くなってきたなって感じです。

これは高専でやっていなかったら今頃必死にやっていた部分なので、高専に感謝。趣味でやっていたグラフィックデザイン的な要素、そして写真はなんだかんだで使えること多いし話のネタにもなるので、やっててよかったなって思います。

「やっていけた」といっても平均並みにできるってだけで、飛び抜けてできるなんてことは決してないです。なので、できるところはもっと伸ばして、できないところはできるようにならないと。っていう危機感は常にあります。

そういうわけか、2セメスター目の中間から、(でもストレスを全然感じることなく)自然に、図書館に10時から19時こもって勉強とかしてました。なんだろう、高専の時に感じられてなかった単純に「学ぶことの楽しさ」を再度味わいつつある感じではあります。

まだまだ実力不足な部分

実力不足の方が多いですね。でも単純に全てにおいて言語が関わってくる気がしています。

いや、もちろんドイツの大学にドイツ語で通ってる訳なので、ドイツ語できなきゃいけない訳なんですが、ドイツ語まだまだ困難がたくさんあります。

2セメスター目は結構ディスカッション形式のチューターだったり、プロジェクト単位でのモジュールをとって、いろんな面でコミュニケーションが求められました。日本語で議論するのは大好きだし、例えばある程度気の知れている友達と外国語でディスカッションするのは問題ないのですが、あんまり知らない他の学生(しかも複数人そこにいる)っていうシチュエーションで、考え方がみんな違う中、自分の意見をしっかりと主張する時、周りほとんどドイツ人なので、言語的な壁をやはり感じてしまいます。

なんとういうか微妙な表現だったり、おもしろさのツボだったり、半分わかって半分わからないっていうのは結構あります。あとは大学の同じ専攻に、腹を割って話ができる人と出会えてないのも精神的にたまにきつかったりします。

あと、「ドイツ語、正しく書けない」こともかなり痛感しました。今学期は1ページほどのレポート?7枚とか計画書とか、仕様書とか書きましたけど、もうネイティブチェックがなければ、単位取れないんじゃないの、っていうレベルです。まずは圧倒的にドイツ語をたくさん読んで、正しいドイツ語をインプットする必要があると思います。

かなり長い時間を使わないと難しいと思いますが、この問題さえ取り除けてしまえば、大学自体は全然卒業できると思うので、そこに力を注ぎたいと思っています。

大学以外での生活

ドイツの大学生活全然楽ではないんですが、高専で少し大学の内容をかじっていた自分に取っては、内容自体はそこまで問題でなかったことが多かったです。問題はアプローチの違いとか、言語とかです。継続的に勉強することは大切ですが、短期的に集中してそれにだけ時間を使うことでもないなって思ったので、余裕が出てきた2セメスターからは、大学以外での生活も充実していきました。

4月くらいからボルダリングを本格的にはじめ、およそ週1で通っています。広いジムとかたくさんあって、頭で考えた動きを体を使って実現するの面白いです。もう少しスポーツやりたいなと思ってます。

ボルダリング案外日本人の人が多くて、そこで知り合った日本人だったり、あとは同じように正規で留学している日本人との関わりが圧倒的に増えました。TUにはあんまりいませんが、なんだかんだたくさんいるもんです。

あとは、Start Berlin ていうベルリンのスタートアップと学生を繋げている団体みたいなのにも所属し始めました。もちろんここでの公用語は英語で、将来英語で働くであろう自分にとっては良い練習になってます。色々思うところはあるんですが、情報は得られるし、出会える人は面白いので楽しいです。

てか夏セメスター天気が良すぎて、最高でした。冬セメスターは家探し、大学とひたすらきつかったので、天気のこともあって楽しく過ごせました。太陽は偉大!

海外大学生のネームバリューを感じた

あんまり言いたくないんですけど、実際に経験として味わってしまってるので、最後に共有です。

これ自分自身高専卒業ってことで、日本で大学に所属したことがなかったっていうのも助長されていると思うんですが、(特に日本だと)海外大学生っていう肩書き(?)みたいなのは案外パワー持ってるなっていうのはすごく感じました。

そもそも海外の大学は一般的に量が多いと言われていたり、そもそも言語的なギャップをある程度乗り越えてきている。といった事実的側面があるにしても、少なくとも自分は超一般人な訳です。

でもLinkedin(海外で割と一般的な就活プロフサイト)で普通に経歴を載せれば、大手外資コンサル東京支社のリクルーティング兼お食事会に誘われたり、日本でなぜかとある島国の大使から食事に誘ってもらえたり、官僚の人からいきなりfbでメッセージが飛んできたりしました。

海外学生を狙ってリクルートしているなんてのは聞いたことがありましたが、本当でした。ドイツの大学はメジャーではないので、そこまで数は多くありませんが、それでも、です。ケンブリッジにいる友達から聞いたところ、そんなイベント頻繁にあるそうです。そう、ただ海外大学生ってだけで、就職興味ありませんか?って声がかかるんです。もちろん声がかかる=内定ではないですが、考えてもなかった企業を知れるという面ではよかったなあと思ってます。

現に日本でインターンしたくて、高専の時に書類でそもそも学歴枠に「高専」がなくて問い合わせたら断られた企業にもノリで応募したら、書類は通りますし、計3件だけインターン応募しましたが、書類で落とされることがありませんでした。

今の所そういう面ではメリットをたくさん感じられているので、とても短絡的ですが大学生であれてよかった、と思います。

周りの人たちが良かれ悪かれ変わっていって、やっぱそういう一線で活躍していたり、優秀な人たちと知り合えると、いろんな情報が得られて、「よし!もっと頑張ろう!楽しそうな世界がたくさんある!」となるわけです。かなりモチベーション向上に繋がります。

でも正直、周りの人がこんな変わると思いませんでした。結局表面的でしか人を見てないっていう事実に悲しくなったりもしますが、これが世の中かもしれないと気づけたのも事実です。

まとめ

とまあ、久しぶりに感想を書いてみました。

やっぱ記事は書いてないと、全然書けなくなるもんですね。すごい恥ずかしいことも書いてる気がするので、あとで読み返して消してしまうかもしれませんが、悪しからず。これから週1本の投稿を目指して、ブログ書いていきたいなと思います。

さてさて、あと少しで休みが終わって大学が始まってしまう。第3セメスターの計画をしなければ!

では!

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